成長因子とは?スキンケアと発毛における効果

EGFやFGFの総称でもある成長因子について詳しく解説します。スキンケアから薄毛対策まで成長因子は種類のによって様々な働きがあります。

成長因子とは

成長因子(グロスファクター)は、細胞の増殖を促すタンパク質の総称です。このことから、増殖因子、細胞増殖因子とも呼ばれております。細胞の増殖を促すのであって、細胞が再生するわけではありません。

また、皮膚の表皮にある受容体タンパク質と結合することで、細胞間のシグナル伝達物質としても働きます。成長因子の中でも、下記の3つが代表的なところです。

成長因子の種類と効果

成長因子には、たくさんの種類があります。

上皮成長因子(Epidermal growth factor:EGF)
インスリン様成長因子(Insulin-like growth factor:IGF)
トランスフォーミング成長因子(Transforming growth factor:TGF)
神経成長因子(Nerve growth factor:NGF)
脳由来神経栄養因子(Brain-derived neurotrophic factor:BDNF)
血管内皮細胞増殖因子(Vesicular endothelial growth factor:VEGF)
顆粒球コロニー刺激因子(Granulocyte-colony stimulating factor:G-CSF)
顆粒球マクロファージコロニー刺激因子(Granulocyte-macrophage-colony stimulating                      factor:GM-CSF)
血小板由来成長因子(Platelet-derived growth factor:PDGF)
エリスロポエチン(Erythropoietin:EPO)
トロンボポエチン(Thrombopoietin:TPO)
塩基性線維芽細胞増殖因子(basic fibroblast growth factor:bFGFまたはFGF2)
肝細胞増殖因子(Hepatocyte growth factor:HGF)成長因子はこんなにたくさんあります。この中でも代表的なものをいくつか紹介します。

EGF(表皮増殖因子)

文字通り「表皮」の細胞を増殖させる効果があります。表皮の細胞を増え、古い細胞から順に垢として皮膚から剥がれていきます。このサイクルが循環することで、健康な肌を保つことができるのです。

このサイクルを「ターンオーバー」といい、約30日の循環を維持することでシミやくすみ、ゴワつき改善への効果を発揮します。

EGFの詳しい説明は「ノーベル賞受賞成分EGFがもたらす効果、副作用について、正しいEGF化粧品の選び方」をご覧ください。

FGF(線維芽細胞増殖因子)

線維芽細胞(せんいがさいぼう)は、表皮よりも奥にある「真皮」に存在します。一般的に、皮膚に美容成分を塗って真皮までに届くことはありません。

しかし上述のように、成長因子は表皮にある受容体タンパク質と結びつくことで
細胞間をシグナル伝達する効果があるので、真皮にある線維芽細胞を増殖させることができます。線維細胞は、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸の生成を促すため、シワやたるみ、ほうれい線の予防と解消の効果があります。

FGFの詳しい説明は「FGF(線維芽細胞増殖因子)とは?オススメのFGF化粧品の選び方と使い方」をご覧ください。

IGF(インスリン様成長因子)

損傷を受けた細胞の再生を助ける働きがあります。FGF同様に、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸の生成を促進するため、肌のハリを回復させ、たるみやシワの予防と解消に効果を発揮します。

成長因子における発毛効果

成長因子には、細胞の分裂を促すだけではなく皮膚の表皮にある受容体タンパク質と結合することで、細胞間のシグナル伝達物質としても働きます。シグナル伝達とは、「○○という成分を受け取ったら、この細胞を分裂させなさい」というように受け取る成分によって働きを変えるのです。

上述のFGFを例にするとFGF成分を受け取ったら、FGF受容体は線維芽細胞を増やしなさいという司令を出すことで、コラーゲンを生成させることができます。

毛母細胞の増加をさせるKGFや、毛髪の成長を維持するPDGFなどが有効よ言われており、
薄毛治療に効果的と言われている「HERG治療」でも使用されております。

このように成長因子は、肌や頭皮は他の美容成分のように栄養を与えるのではなく肌本来の力を呼び戻すことができるためとても注目されています。

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